4-5

エクスキックのロゴ

キック
-腰回しの為の蹴り方-

エクスキックでは、ミドルキックを重点的に行います。ボディメイクに効果的ですし、ミドルキックに絞って教えることで故障減少にも繋がると考えているからです。

・踏み込む位置の重要性
ミドルキックでは1で踏み込み、2で蹴ります。この際、踏み込みは必ず“斜め外”です。また当てる部分が正しくないと腰が回せません。足だけで蹴ると衝撃が全て股関節に響いてしまい故障に繋がります。

また“斜め外”に踏み込めば転倒を防げます(イメージ図参照)。内側に踏み込むと重心が斜めになり不安定となります。スピードを上げると軸足が地面に着く前に足を振り上げて一瞬、身体が宙に浮いてしまうこともあります。更に軸足が滑る場合でも“斜め外”に踏み込んでいれば転倒は起こりにくいです。

・蹴る場所(当てる部分)について
当てる部分は人の身体をイメージすると“肝臓”部分です(イメージ図参照)。横腹と思われる方がとても多いのですが、故障が増えてしまう位置です。エクスキックでは強烈なミドルキックは不要ですが、ボディメイク効果の為に蹴る場所を理解することはとても大事です。

蹴る部分はとても弱い足の甲ではなく、硬い脛の骨で蹴ります。横腹を蹴ろうとすると届かず、踏み込みが内側になり足の甲が当たり故障につながります。

・踏み込みはつま先
つま先であれば、キーワードである腰回しが可能です。ベタ足や後ろ重心ですと腰が回しづらくなります。また、蹴る瞬間に踏み込みをつま先に変えると重心が前に移動してしまい、蹴り終わりに前に倒れるなどして不安定になりやすいです。

・手の振り
「格闘技・キックボクシング」では手の振りは、ガードの意味合いもあります。「エクスキック」ではガードの必要はありませんが、腰をしっかりと回し易くする為に、手の振り方もしっかりと行います。この手の振りは腰をしっかり回す以外に、身体のバランスを取る重要な役割があります。